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[書評]場に貢献して豊かな生活を!IDEA HACKS2.0 by原尻淳一/小山龍介

   

この本は、テクニカルなことも書かれていますが、それよりももっと大事なことが書かれています。

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こういう内容は、おそらく、ビジネス書ではなかなかないタイプであるか、またはそのこと一辺倒になってしまい、説得力がなくなってしまっているかのどちらかです。

それはなにかというと

 

「持っているスキルと仕事の成功に、因果関係はない」

 

ということです。

 

たぶん、こういう内容でずっと書かれていたら読まなかったと思います。

普段、HACKSシリーズでテクニカルなことをたくさん書いてらっしゃる小山さんが、こういうふうに断言するからこそ説得力があるし、その理由も納得できます。

さらには、ぼくたちがそういったテクニカルなスキルを使いながら「豊かな人生」にするためにはどうすれればいいかそこまでフォローしてあるからこそ、この著書には読み進めてひきこまれるような魅力がありました。

仕事が、そして人生が豊かになるハック2.0 | Bloom Cafe ブルームカフェ

豊かな生活2.0

Life
Life / gfpeck

この著書で一番大事なことそれは献身です。

「方法から場へ」
「場」を豊かにする
「贈与」
「贈る」

など“はじめに”でたくさん出てきます。スキルを自分のためではなく、その「場」に貢献することによって、自分も結果的に豊かになるということです。

先ほども書きましたが、HACKSシリーズでテクニカルなことをたくさん書いてらっしゃる小山さんが書かれたことに大きな意味があったように思います。

 

多様なスキーマを獲得して人生を豊かにする

ここでいう「スキーマ」とは、“世界を豊かに認知するための「能力」”として使われています。もうちょっとわかりやすく言い換えると「センス」だとか「感覚」とか。

知識はすぐに身につけようと思えば身につきます。しかし、スキーマやセンスを高めようと思えば長い年月がかかります。

そのスキーマを多様に獲得するためには、まずアウトプットして自分の現状を知るとこ。そして優良なインプットをし、驚きを得ながらスキーマを獲得するということです。

実際にこういう感覚を身につけるのは時間がかかりそうですし、まず理解が難しいと感じました。しかし、多様なスキーマを獲得することで、想定外の出来事にも主体的に取り組む感覚が身につきます。環境の変化や状況の変化など激しい世の中ですから、今は手探りでもスキーマを獲得していきたいと思います。

 

「場」に貢献して自立する

Shaking Hands
Shaking Hands / Aidan Jones

・コンテンツ・エディターとして、仕事で使えそうなスキルや教訓、知恵を職場に共有し貢献する
・トランスレーターとして業界用語を翻訳して外部に貢献する

どちらも相手の立場に立って献身することが前提となり、その「贈与」が自分の価値を高めることにつながっています。

 

2つの複線キャリアで人生を豊かにする

・ライスワークとはご飯を食べていくための仕事
・ライフワークとは自分のやりたいと思うことを人生をかけてやり遂げる活動

仕事だけの単線キャリアをやめてこの2つを行い、相互に作用させていきます。その2つに居場所があるからこそ気分転換になり、パフォーマンスを発揮できます。つながってないように見えても仕事で使っているスキルがライフワークで使えたり、仕事で取り組んでみたいことをライフワークで試したりすることができます。自分の経験を振り返ってみても、どちらにもいい影響を与えながら取り組むことができ、おまけに精神的にも安定してできるように思います。

 

さいごに

場に貢献することがこれほどまでに大切だと説得力をもって書かれているので新鮮でした。自分自身、さまざまな場に関わらせていただいてますが、より貢献することを心がけ、行動できるように落とし込んでいきたいと思いました。アイデアをアウトプットする方法とともに心に変化をもたらしてくれるような著書でした。

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